「社台スタリオンステーション」とは日本の馬産業でトップを誇る社台グループ内にある種牡馬を扱う部門のWEBサイトである。
日本のサラブレッド生産は今や世界に誇れる素晴らしいものであり、このWEBサイトも海外に向けた英語対応や言語の壁のない動画でイメージを伝えるなどのグローバル化に優れている。
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サイト名 : 社台スタリオンステーション
アドレス : https://shadai-ss.com/
ターゲット : サラブレッドの生産牧場(国内・国外)
意図 : 繋養している種牡馬の情報掲載
色 : ブラック、ホワイト、チョークブルー
メモ : グローバル化、英語対応、動画対応
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トップページには全面を使った動画が背景に配置させている。
この動画の再生時間は比較的長く、社台スタリオンステーションの仕事をじっくりと紹介したプロモーションビデオと言っていい。まだ日が昇らないうちの冬の牧場の朝からはじまり、一日の仕事の流れをじっくりと動画で説明していて、社台スタリオンステーションのことをおおよそ理解できるのはないかと思う。
動画は被写体の影の表現やところどころのスロー表現がサラブレッドの重厚感や高級感をしっかりと演出していてとても良いプロモーションビデオである。


セクションタイトルの部分のイメージ画像は切り抜きをしたり平行四辺形に配置したりで工夫されている。
アニメーションも加わり、シャープなカッコよさが全面的に出てきている。
ページトップへ戻るボタンも、ページを邪魔しないシンプルでカッコいいデザインである。

繋養種牡馬の詳細ページは1頭1頭の馬がクローズアップされている。
まずトップに牧場での様子と伺える背景画像イメージ、右には切り抜きがされている馬の立ち姿の写真がほんの少しトップの背景画像に重なるように配置されており、立ち姿の馬が手前にあるように見せている。
シンプルだけれども写真が良いからこそ引き立つ工夫が凝られた見せ方だ。


一覧のページは写真のバックにチョークブルーを使うことで、茶系や黒系が多い馬の毛色が引き立つようになっている。また馬名の英語をホバーすると日本言葉表記に変化する。
全体的に写真掲載や動画へのリンクも多く、またWEBサイトの英語対応も含めて海外の顧客を意識した作りを感じた。サイトのデザインもどことなく日本の企業というより海外のデザインセンスを感じる。
シャープでかっこよいデザイン、画像の切りとり方と見せ方の表現など、勉強になるWEBデザインサイトでした。